アブソーブプラスの歴史
ブランドヒストリー
アブソーブプラスの歴史は業務用ランドリー事業から始まった。
設立当初の業務用ランドリー
1950年:アブソーブプラスの社長兼創業者、Jロジャー・デイジャネス(写真左)。彼の父、シティ・ランドリーの創業者(写真右)とともに。
アブソーブプラスの歴史は、1947年まで遡ります。
アブソーブプラスの社長兼創業者・Jロジャー・デイジャネスの父である、レネ・デイジャネスが、業務用ランドリー事業を行うシティ・ランドリーを設立しました。
ビジネスが軌道の乗ってくると、シティ・ランドリーは、Cunard Line、American Export Line、AP Moller、Lykes Brothers、Shell、Canada Steamship Lines といった海運会社と、多くの取引をするようになりました。
業務用洗濯量は、年間10,000,000ポンド(4,000,000キロ)を超えるようになりました。
同時に、シティ・ランドリーはユニフォームレンタル事業を開始し、Kraft、Johnson & Johnson などのような、モントリオールにある地元企業との取り引きを始めました。
このビジネスが伸びるに従って、シティ・ランドリーは、病院への専用商品を独自で生産開始しました。
アブソーブプラスの設立と進化。
多くの取引がはじまった
病院への専用商品を独自で生産開始
1977年になると、Jロジャー・デイジャネスが、シティ・ランドリーの別事業としてアブソーブプラスを設立。同年、アブソーブプラスは、再利用できるアンダーパッド(敷布)の開発に成功しました。
この日以来アブソーブプラスでは、失禁用健康事業の分野で、様々な新商品を開発していきました。調査・研究を集中的に行い、商品改良を続け、技術革新に揺るぎない自信を持つに至ったのです。
アブソーブプラスの歴史は、単にアンダーパッド(敷布)を発明しただけではありません。この長い歴史の中で絶え間なく研鑽された経験と技術が、アブソーブプラスの商品を通して、あなたの元へ届けられるのです。
現在、アブソーブプラスは、世界20カ国以上へ商品を供給しています。
社長兼創業者であるJロジャー・デイジャネスは、世界中のマーケットへ、商品テストが行き届いた高品質な製品と、高次の商品開発力を与え続けることに、高い誇りを持って仕事を行っています。
経営陣
ジェネラルマネージャー ローラントM.デジャネイス、MPA/MA
ローラントは様々なテキスタイル業界や多国での勤務経験とともに、アブソールプラスへビジネス管理のノウハウをはじめ革新的な経営システムをもたらしました。
アメリカ・カナダの両国籍を持つという国際的な経歴を活用。複数の多国籍企業での勤務経験、米国政府勤務での国際ビジネス経験、もっとも直近では、サンホセ・シリコンバレーにてプライスウオーターハウスLLPでの会計監査としての勤務経験をもって、ローラントは、信頼できる中国の会社からのみ商品を購入したいという顧客へ対して、多くの信頼を得てきました。
ローラントは、アリゾナ大学からビジネスの学位を取得し、ジョージワシントン大学大学院から公共学の修士を得ました。また、コンコーディア大学(モントリオール)にて、人事開発トレーニングの修士も取得しています。
APIジェネラルマネージャー:ローラントM.デジャネイスからのビデオメッセージによるアブソーブプラスの紹介はこちら(日本語字幕つき)
品質管理マネージャー カミ―ラ・ダリボッカ
カミーラはAPI(APIの捕捉説明)へ価値の高い品質管理の経験をもたらしています。
USスティール(スロバキア)及び、後のチェコ共和国のトヨタ自動車・住友のジョイントベンチャーでの勤務経験の後、カミ―ラはAPIへ、購買・生産工程を通して日本式の品質管理哲学を紹介しました。原料入荷時の数量確認、品質チェック、適合チェックの後に、それぞれの工程の入口にて、必ずテストが行われます。
カミーラはコシセ工科大学(スロバキア)にて、品質管理経営の工学学位を取得しています。
API上海:カミーラ・ダリボッカ 品質マネージャーへの一問一答インタビュー
1.なぜ、この仕事を選んだのですか。
挑戦しがいのある仕事だと思ったからです。また、外国で働くことにも興味がありました。
2.以前の仕事はどのようなことをしていましたか。
USスティール、トヨタ自動車に働いていました。その職場では、今私が、行っていることを全て教えてくれました。ISOの申請、許可など全てのことを行いました。
日本的な考えでは、いつもどうしてそうなのか?を求められます。そのあと、5回以上、理由を追求しいつもなぜかと考えられることを求められました。もともと、自動車業界で働くことに興味がありました。
3.トヨタで働きたかったのですか?それとも、仕事を探していたのですか。
私は、自動車業界の品質管理エンジニアに興味がありました。トヨタでは日本人は品質などに厳しいと思いました。改善についても非常に熱心でした。
4.今ABSORB-PLUSで働いて、ABSORB-PLUSの商品の品質を守る大切なポイントは何だと思いますか。
私は中国では、商品を購入する際は、何でもチェックし確認する必要があることを学びました。まず、材料の入荷時、製造工程、完成品の出荷の際も同じように私たちにはたくさんの品質検査員が必要です。今の会社でも、他の会社でも、あらゆる面をチェックするのがとても重要であることを勉強しました。
5.以前の経験をどう利用して今の仕事をやっていますか。
トヨタでは、彼らはどう勉強するか、どうチェックするかを教えてくれました。もちろん学校でも勉強しました。しかし、それ以上に実践的にトヨタで学んだことを今の仕事に生かすことができています。
6.では、アブソーブプラスで仕事をすることの使命は何だと考えていますか。
高い品質の商品を作り保証して、お客様に喜んでいただくことです。不良品は絶対に、通さないように気をつけています。あらゆる面をスムーズに運び、お客様には決して不安にすることがないように。悪いサプライズはなくし、いい面でのサプライズが提供できるようにします。いつも笑顔を提供できる仕事を心がけています。
7.このビジネスに楽しんでいるのはいつからですか。
時にはとても大変な仕事です。でもまた、挑戦しがいのがある仕事でもあります。中国文化がわかってきて、材料や、生地屋さんがどのような考えでいるかが掴めてきたので、以前よりはずっと楽になりました。但し、快適な気持ちではないと思います。ただ、以前よりは、問題への対処法がわかってきたということです。たとえば問題を解決する方法が分からない場合とかでもなんとか、切り抜けていくことができるようになったのです。
8.仕事中で楽しく感じることは何でしょうか。
やはり、達成感でしょうか。私たちはこの中国の上海に来てゼロから始めました。私はすべてのことを理解して、会社内のシステムを作りあげました。そして、チェックします。たとえば、検査の記録に写真と撮ることなどもトヨタで学びましたが、大変役立っています。
9.アブソーブプラスの商品と他のブランドのものに比べてどう思いますか。
うちの商品は品質がいいし、価格もいいと思います。品質と価格のバランスが、よく取れています。
10.品質と価格をどうバランスしますか。どう管理していますか。
まず、第一に、弊社は、素晴らしい哲学を持った会社だということです。 私たちは品質がいい材料、生地、資材、の調達を行い、チェック体制、チームワ ーク、社員一人一人が、お互いの仕事に気を配りながら業務を行います。品質第一という企業の価値観はすべての人が持っています。全ての社員がいい品質が大切 だとわかってもらうことが大切で、それを実行しています。
11.これから、アブソーブプラスの商品を使ってみたいという人へは何を推薦し、どこを見て欲しいですか。
弊社はいい商品と素晴らしい価格があると確信します。そして、いい関係を保って、お客様に誠実に対応しています。それでも、いつでもすべてのことが改善されるべきところがあります。
たとえば私たちはシステムを変えました。完成品の前に、材料入荷時に、製造の際に、さらに出荷前にもう一度チェックすると思っているので、安心です。但し、その検品方法もいつも改善できるようにしています。どうしても中国の文化ではあまり、上司に意見したりはしません。日本では現場の人が気のついたことを常に提案することが求められます。弊社では、このような日本的な哲学を非常に大切にしています。
12.これから来る将来のお客様に何か言いたいことがありますか。
弊社には素晴らしい商品があります。アブソーブプラスと取引して楽しくなります。私たちはお客様のためにもっといい商品を出したいです。私たちは彼らがうれしくなることを祈っています。
13.これからこのビジネスについて何か将来のプランがありますか。
もっと大きくして、日本のお客様ももっと増えて欲しいですね。お客様に、うちの製品とサービスに満足して欲しいです。成長しても、今のお客様ともいい関係を保ち続けます。新しいお客様はまずは試してみてください。弊社ではサンプルオーダーをすることができます。うちの商品がいいと思ったら試した後でもっと大量に注文しててください。
14.非常に商品の品質が高いですがこだわりは何ですか。
たとえば、日本製の、スナップを使っています。以前は、中国製でも試しました。しかし、よくなかったので日本製のスナップを使っています。カナダでも長く使っていました。
それから、シーツに使われるゴムです。このゴムはシンガポール製のエラスチックゴムです。このゴムは非常に丈夫で世界一の品質と言われています。
日本の会社は、単に安いというだけで中国の工場にオーダーします。このように作ってほしいとか言っても、最初はそうしてもすぐに品質が悪くなったりします。品質については、常に、誰かが見ていないと、いけません。安ければいいという訳ではないし、常に商品の均質性を保つためには細心の注意が必要ですし、チェック体制が重要です。
そのような意味で、アブソーブプラスは、多くの病院・老人ホーへリネンを供給している世界30カ国以上の会社様から支持されているのです。
工場長:Jリー
JリーはAPIへ、テキスタイル業界での10年以上の工場管理勤務経験をもたらしています。もっとも直近では、アフリカ大陸での中国企業勤務経験を経て、生産と、品質管理を学びました。Jリーは東方中華科学工学大学(上海)のメカニカルエンジニア(繊維)学部にて学位を取得しています。